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このサイトでのセットポイントの考察はあくまでも体験に基づく考え方



このセットポイントという考え方は、学問的に証明されているのかどうかはわかりません。ネットで集めた情報と自身の体験談から結論付けた仮説です。



ただ、それほど大きく事実と離れた仮説ではない、と考えています。目的はダイエットなので、ダイエットに役立てることを目的としています。



  

セットポイントとは





セットポイント


一般的には、脳が認識している体のベストな状態のことを指しているそうです。ダイエットに話を絞っていうのなら、「脳が認識している体のベストな体重ということになります。



この「脳が認識している体のベストな体重=セットポイント」にも下限があり、このセットポイントの下限(体重)以下になると、脳が「生命の危機(飢え死に)に関わる」、と判断し、活動エネルギー(消費エネルギー)を何%か減らす生命維持モード(省エネモード)に移行します。




飢え死にと数百万年戦って進化してきた人類に備わる省エネモード


現代日本のように、食糧に恵まれた環境になったのは、ほんの数十年の話で、それまでは飢えとの戦いの歴史でした。そのため、人類は、食糧不足の対応策の進化を遂げていきました。



その機能の一つとして、エネルギー消費を抑えるモードというのがあります。



エネルギーの摂取量が極端に減り、体重が大きく減少していくと、生命を維持するためにエネルギーの消費量を抑える、というものです。



ここではその状態(モード)を「省エネモード」と呼びます。




以下、ダイエットをする上で把握しておきたい省エネモードについて書いていきます。



  

体重の数値に精神的に振り回されないために知っておきたい省エネモードの4つの特徴



体重って、自分が思ったとおりに推移してくれないと、ストレスが異常にたまります。(これって、自分だけでしょうか?^^;)



減ったときは、いいのですが、増えたときや、体重が減らないときなんかは、いい加減イライラしてきます。



しかし、体重が増える理由や減らない理由がわかると、まだ納得できるものです。



ここでは知っておいた方が、体重の数値にふりまわされないだろう、というダイエットの知識として、省エネモードについて書いておきます。


省エネモードの特徴


省エネモードの特徴として以下のものがあげられます。


  • 消費カロリーが少なくなるので、体重の減少が遅くなる
  • 空腹感が強くなる
  • 食べたものを通常モードの時よりも、体に溜め込もうとする
  • 体調不良になる(頭がボーっとする、肌の回復が遅くなる?)




体重の減少が遅くなる


省エネモードに突入すると、消費カロリーが少なくなるためか、食事の摂取量を減らしても、思った以上に体重の減少が遅くなったり、止まったりします。




空腹感が強くなる


脳が「食べ物が足りない!もっと補給しろ!!」と命令を出すわけですから、空腹感が強くなります。ダイエットをやっているものにとっては、非常に辛い命令となるわけです。。。


食べたものをできるだけ体に溜め込もうとする


脳が危機感を感じている時に、食べるわけですから、「せっかく食べた食料だ、できるだけ溜め込んで、食料を得られないときに備えよう!!」・・・と考えているのかもしれませんが(笑)、そんな感じで体重がボンっと増加したりします。



せっかく減らした体重が、わずか1、2食で一気に戻ってしまったりするのです。




体調不良になる(頭がボーっとする、肌の回復が遅くなる?)


また、生命維持にそれほど重要ではないと脳が判断したものへエネルギーをまわさないようにするため、頭がボーッとしたり、肌の回復が遅れたり、といろいろな不調が出始めます。




省エネモードに突入すると、このようにダイエットに不利なことばかりが発生します。



ダイエットを無理なく行ないたいのなら、省エネモードに突入してはいけない、と考えるようにしましょう。



8つのダイエットエステ格安体験コース(500円とか1000円とか)まとめ


8つのダイエットエステ格安体験コース(500円とか1000円とか)をまとめました。


「キャンペーン期間中だから安くなっている」というものも入れていきますので、


気になるエステがあって、キャンペーン期間中なら「お試し」してみるのも良いかもしれません。


ちなみに夏前の6月はキャンペーンが多い印象でした。


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急激に痩せたときの体重とセットポイントの関係



急激に痩せたときの体重とセットポイントの関係を一覧表にします。前にも書きましたが、セットポイントの設定に学問的な根拠は全くありません。説明上の仮定の設定です。


体重とセットポイントの関係


自身の経験から太っている状態を85kgとします。このときのセットポイント(体)は、85kgです。仮にここから急激に減らし、体重を80kgにしたとします。



85kg → 80kg
状態A 状態B
体重 85kg 80kg
セットポイント 85kg 85kg



しかし、急激に減らしたため、セットポイントは85kgのままです。そのため、脳が危険と判断し、省エネモードに突入します。



空腹感が強くなったり、思った以上に体重が減らなくなったりするのです。そして、ここでは、空腹に我慢しきれずに、ついつい食べ過ぎてしまったとします。



85kg → 80kg → 85kg
状態A 状態B 状態C
体重 85kg 80kg 85kg
セットポイント 85kg 85kg 85kg



一旦、食べてしまうと、もう止まらなくなる、というのは良くあることです。元の体重にリバウンドしてしまうのです。



さらに怖いことに省エネモードは、すぐには通常モードに移行しなかったりします。



その間、省エネモードの空腹感が続くわけですから、さらに太ることがあるのです。



85kg → 80kg → 85kg → 90kg
状態A 状態B 状態C 状態D
体重 85kg 80kg 85kg 90kg
セットポイント 85kg 85kg 85kg 85kg



こうなってしまうと最悪です。体重90kgが続くと、セットポイントも90kgに変化するかもしれません。



一体、なんのためにダイエットを行なったのか・・・、という結果になります。



自己嫌悪もひときわ大きくなります。(90kgまでいったことはないけど、何度もダイエット前の体重に戻って、落ち込んだことはあります。 ^^;)




以上、簡単にではありますが、急激に減らすと、こうなる可能性があります、という話でした。



強靭な意志の力で省エネモードのまま、体重を減らし続ける方法もありますが、自分はこの方法で何度も失敗(リバウンド)したので、ゆるやかに減らす方法に移行しました。



  

ゆるやかに痩せたときの体重とセットポイントの関係



今度は、ゆるやかに痩せた場合、どんな体重の推移をするのか?ということについて書いていきます。


体重とセットポイントの関係


「急激に痩せたときのセットポイント」では、便宜上、85kgとかなり狭い範囲で書きましたが、実際はそんなに範囲は狭くありません。



というわけで、ここでも仮定ですが、範囲をもたせて表記します。



まず、太った状態として、体重85kg、セットポイント87kg~83kgとします。



85kg
状態E
体重 85kg
セットポイント 87kg~83kg



次にこの体重を83kgまで減らします。



85kg → 83kg
状態E 状態F
体重 85kg 83kg
セットポイント 87kg~83kg 87kg~83kg



このとき、体重は83kgまで減りましたが、セットポイントは87kg~83kgのままです。



しかし、体重はセットポイント内なので、省エネモードは発動しません。このまま83kgを維持させますと



85kg → 83kg → 83kg
状態E 状態F 状態G
体重 85kg 83kg 83kg
セットポイント 87kg~83kg 87kg~83kg 85kg~81kg



体(脳?)が83kgの状態に慣れ、セットポイントが85kgから81kgの状態に変化します。(仮説です。)



セットポイントが81kgに移行したので、同様に81kgまで減らしてやると、状態Hに移行します。



85kg → 83kg → 83kg → 81kg
状態E 状態F 状態G 状態H
体重 85kg 83kg 83kg 81kg
セットポイント 87kg~83kg 87kg~83kg 85kg~81kg 85kg~81kg



そして、このまま体重81kgを維持してやると、セットポイントは83kg~79kgに変化し・・・となり、後は、この繰り返しです。




体重を緩やかに減らすペース


では、セットポイントが減るのに、どれくらい期間がかかるのか?、つまり省エネモードが発動しない体重減少ペースって、どのくらいなの?ということですが、一般的には


月に1kg~1.5kg


と言われています。



ただ、このへんは、現在の体重が標準体重よりどれだけ多いのか?ということにも左右されますので、そこは考慮する必要があるでしょう。



多ければ多いほど、減らすペースが大きくても問題なかったりします。



個人的には「適切な」満腹感が得られる食事・間食をしても、体重がこれ以上のペースで減っていく場合は、おそらく問題がないと思っています。



ただ、問題がない(省エネモードが発動しない)とは思いますが、1ヶ月で2.5kg以下の減少ペースに抑えておいたほうがいいでしょう。





  

ゆるやかに痩せるための具体的な方法



では、ゆるやかに痩せるためには、具体的にどうしたらいいのでしょうか?ということなのですが、これに関しては、話がかなり長くなりますので、以下のサイトを参考にして下さい。



管理人が85kgから65kgまで減らした方法・考え方が全部書いてあります。



以下のサイト内容を全て実行する必要はありません。「これ、自分にもできそうだな」と思うものを一つ取り入れればいいのです。



それで、結果が出れば、次の方法に手を出す、というやり方で充分だと思います。



管理人のダイエットの体験談:試行錯誤してやった所もあるので、悪いやり方もある
ダイエットの成功談(男:85kg→65kg)を全部話すサイト


悪いやり方を改善したやり方
20kg減らしリバウンドなしの30代男のダイエット計画表


おまけ
食べて痩せるダイエットで20kg痩せた18のポイント
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以上、セットポイントを理解するとダイエットのストレスが軽減される、という話でした。